【基本】ChatGPTのプラグイン(GPTs)って何?~初心者向け解説~

イントロダクション

ChatGPTのプラグインと聞くけど、一体何?
ChatGPTのプラグインについて基本的なことを知りたい

近年様々な機能の登場から多種多様な利用方法が行われているChatGPT。直近では、ChatGPTの機能を更によくするプラグインの利用に注目が集まっています。

そこで本記事では、ChatGPTのプラグインとは一体何者なのか?プラグインの基本的な内容を紹介していきます。ChatGPTのプラグインについて興味がある方はぜひご一読ください。

 

「チャットボットの導入を検討しているけど、実際に触ってみてから考えたい…」というあなたへ
⇒FirstContactを“20日間無料”で試してみる

ChatGPTのプラグインとは

ChatGPTのプラグインとは、ChatGPTの機能や能力を拡張し、特定のタスクや目的に合わせてカスタマイズするための追加モジュールです。これによって、ユーザーはより具体的な情報やサポートを得ることができます。

OpenAI ChatGPTプラグイン公式サイト

⇒ChatGPTのお役立ち資料を無料でダウンロードする

ChatGPTのプラグインは廃止・終了した?

ChatGPTのプラグイン機能は、2024年3月19日をもって廃止されました。
これにより、外部サービスとの連携を利用することができなくなりましたが、代わりに新機能「GPTs」が登場しました。
GPTsは、プラグインとは異なりChatGPT自体を特定の機能に特化したAIへとカスタマイズできる機能で、より柔軟なAI活用が可能になっています。
以下では、ChatGPTのプラグイン廃止の経緯とその理由について詳しく解説します。

2024年3月19日に廃止

ChatGPTのプラグイン機能は、2024年3月19日に正式に廃止されました。
この日をもって、新しいプラグインのインストールや既存プラグインを用いた新しい会話の開始が不可能になりました。さらに、既存のプラグインを利用した会話は、4月9日以降は完全に使用できなくなりました。
プラグイン機能は、2023年5月に導入された機能ですが、わずか1年足らずでの廃止となりました。

プラグインの廃止理由

ChatGPTのプラグインが廃止された背景には、いくつかの理由があります。
GPTsの登場により、ユーザーが気軽に特定のニーズに合わせた独自のGPTを作成できるようになりました。プラグインを通じて外部サービスと連携するよりも、直接AIの機能を拡張できる仕組みの方が、より柔軟で高性能であると判断されたのです。
また、OpenAIがプラグイン機能の利用状況を分析した結果、期待していたほど普及していないこともわかりました。
特に、GPTsの登場後は、多くの開発者やユーザーがプラグインよりもGPTsを活用しており、プラグインの需要がさらに低下していたことも一因となりました。
プラグイン機能は、外部サービスとの連携を前提としているため、運用の複雑さや安全性の問題が伴いましたが、ChatGPT内で完結するGPTsはそれらの面からも普及が進んだと考えられます。

プラグインの代わりになるのはGPTs

ChatGPTのプラグインが廃止されたことにより、代わりに導入されたのが「GPTs(GPT Builder)」です。
GPTsは、ユーザー自身が特定の目的に合わせたカスタムGPTを作成できる機能であり、従来のプラグインよりも柔軟で強力なカスタマイズが可能になっています。
ここからは、GPTsの概要やできることについて詳しく解説します。

GPTsとは

GPTsとは、OpenAIが提供するChatGPTを自分好みにカスタマイズできる機能のことで、ユーザーが特定の用途に最適化されたAIを簡単に作成できます。
従来のChatGPTでは、基本的に決められた機能の範囲内でしか利用できませんでしたが、GPTsを使うことで、それぞれの業務に適したAIを配置でき、業務効率を大きく上げられます。
有料プランに登録することで、さまざまなGPTsを検索・利用できます。

GPTsでできること

GPTsを活用することで、従来のChatGPTでは難しかったカスタマイズが可能になります。
主な特徴として、以下のようなことが挙げられます。

プログラミングの知識がなくても無料で専用GPTが作れる

GPTsの最大のメリットの一つは、プログラミングの知識がなくても、カスタムGPTを作成できる点です。
従来のAIカスタマイズには、APIの知識やプログラミングスキルが必要でしたが、GPTsでは、シンプルな指示を入力するだけで、自分専用のAIを作ることができます。
例えば、以下のようなカスタムGPTを作成できます。

  • 特定の業務に特化したGPT(例えば、マーケティング分析を行うGPT)
  • 特定の言葉遣いを持つGPT(例えば、敬語のみを使うチャットボット)
  • 業界特化型のGPT(例えば、医療用語や法律用語を理解するGPT)

このように、ユーザーの目的に応じて最適化されたGPTを作成できるため、より高度な業務支援や情報提供が可能になります。

作成したGPTsを他人と共有できる

もう一つの重要な特徴は、作成したGPTsを他人と共有できる点です。
従来のプラグインでは、特定の開発者が提供したものをユーザーがインストールして利用する形でしたが、GPTsでは、ユーザー自身が作成したカスタムGPTを他の人と簡単に共有できるようになっています。
具体的には、GPTストアを通じて作成したGPTを公開し、他のユーザーがダウンロード・利用できます。
これにより、企業や個人が独自のAIを開発し、それをビジネスとして提供することも可能になりました。

GPTsの作り方・設定方法

ChatGPTの新機能「GPTs」を活用すれば、特定の目的に特化したAIを簡単に作成できます。
ここでは、GPTsの作成手順について詳しく説明します。

「GPTを探す」をクリック

まず、ChatGPTにログインし、「GPTを探す」ボタンをクリックします。
このボタンをクリックすると、既に作成されているGPTsの一覧が表示されます。
ここでは、他のユーザーが作成したGPTsを検索したり、利用することができます。

「+作成する」をクリック

「GPTを探す」の画面の右上にある「+作成する」ボタンをクリックすると、GPT Builderが起動します。
ここでは、カスタムGPTの基本的な設定を行うことができます。
GPTsはChatGPTと会話形式で作成するのと、自分でプロンプトを組み立てて作成する2つの方法から選ぶことが可能です。
以下では自分でプロンプトを作成する流れを解説します。

  1. GPTの名前を決定
    まず、作成するGPTの名称を入力します。用途が明確にわかる名前をつけると便利です。
  2. 説明を設定
    どのような用途でGPTを利用するのかを簡単に説明する欄があるので、明確に記述しましょう(例:「SEO特化型の文章作成をサポートするGPT」)。
  3. 指示
    GPTの動作を細かく設定できます。たとえば、特定のトーンや言葉遣いを指示したり、してはいけないことを指定することもできます。
  4. 会話の開始者
    「スタート」などの合図を設定することで、こちらから質問しなくてもGPTs側から会話を始めさせることができます。
  5. 知識
    特定のファイル・PDFなどをアップロードすることで、専門家のような知識をつけたGPTsを作成できます。
  6. 機能
    Web検索を用いるのか、画像生成機能を保持するのかなどが選べます。
  7. アクション
    外部APIを用いてカレンダーやメールと連携させるかどうかを指定できます。

すべての設定が完了したら、「保存」をクリックすれば、カスタムGPTの作成が完了します。
作成したGPTsは、スマホアプリからでも利用できます。

GPTsの活用方法

GPTsは、さまざまな業務や作業の効率化に役立ちます。
特に、以下のような用途で大きな効果を発揮します。

SEO特化の文章の執筆

GPTsを活用すれば、SEOに特化した文章を自動生成できます。
例えば、キーワードを指定すれば、そのキーワードを自然に組み込んだ高品質な記事を作成することが可能です。
また、知識として専門の情報を埋め込めば、専門家によるライティングも可能になります。
これにより、ブログ記事や企業のオウンドメディアのコンテンツ作成を大幅に効率化できるでしょう。

外国語の翻訳

GPTsは、高精度な外国語の翻訳にも活用できます。
通常の翻訳ツールと異なり、特定の業界や専門用語に対応したカスタムGPTを作成することで、より精度の高い翻訳が可能になります。
また、「英会話を向上させるための専属講師」として作り込み、オーダーメイドの先生として運用するのもおすすめです。

マーケティング施策の壁打ち

マーケティング戦略を考える際、アイデアの壁打ちや市場分析にもGPTsを活用できます。
例えば、新商品のプロモーションプランを考える際に、ターゲットユーザーに適したマーケティング施策をGPTに提案させることができます。
その際は知識としてマーケティングフレームワークをいくつか取り込むことで、順序立てて施策を考えてくれるため、自分の思考を整理するのにも活用できるでしょう。

まとめ

ChatGPTのプラグインはChatGPTの機能を拡張し、さまざまなタスクに対応する柔軟性を提供します。

プラグインを使えばできることの幅が格段に広がります。適切なプラグインを選び、使い方を理解することで、より効果的にChatGPTを活用するようにしましょう。

CVR向上・改善におすすめのAIチャットボット!

では最後にはじめてチャットボットを触る方にもおすすめのAIチャットボットを紹介させていただきます。近年話題のChatGPTとの連携プランも完備されているAIチャットボットです。ぜひチェックしてみてください。

名称FirstContact
運営会社Web制作やアプリ開発事業を行う
株式会社バイタリフィ
初期費用無料
月額費用2,980円~
特徴操作しやすい管理画面。LINEやFacebook、Chatworkなど、様々な外部ツールとの連携可。AIチャットボットサービスの中でも低コストで導入しやすい。機械学習の代行やレクチャー、外部システムとの連携開発もオプションで対応可。

FirstContactのサービス資料を請求する

おすすめポイント

FirstContactのおすすめポイントをご紹介させていただきます。

1. AIチャットボットなのに導入しやすい価格帯

市場に出回るAIチャットボットの費用が初期費用、月額費用共に高値がついている中、弊社提供中のAIチャットボット「FirstContact」は初期費用0円、月額2980円からご利用いただくことが可能です。AIチャットボットを使ってみたいけど、費用面が懸念で…という方にもご安心してご利用いただけます。

FirstContactのサービス資料を請求する

2. 手厚いサポート体制のご提供

FirstContactは、低コストで導入できるだけでなくサポート体制も充実しています。導入後に結果が出せるよう、専属チームを設置。課題解決への最適な提案を行わせていただきます。

チャットボットのサポート

FirstContactのサービス資料を請求する

3. 難易度の高いシナリオ構築を簡単に行える充実の機能

FirstContactは、はじめての導入時に高いハードルを感じがちなシナリオ作成もExcelで行うことが可能です。使い馴染みのあるExcelを利用することで、シナリオ入力が簡単に行えたり、シナリオの一連の流れが分かりやすく可視化されたりするので、はじめての方でもご安心してご利用いただけます(Excelは用途にあわせて複数のテンプレートもご用意しております)。

FirstContactのシナリオ構築

また、専門のエンジニアがご要望のヒアリングからご提案・構築まで全ての作業を代行するフルオーダーメイド構築も承っております。これまで培ってきた様々な事例をもとに最適なシナリオ構築を行わせていただきます。

FirstContactのサービス資料を請求する

4. フリーワードへの高い対応力!

FirstContactはAI搭載型チャットボットのため、LINE単体の応答と比較しフリーワードへの対応力が高くなります。そのため、会話の中から重要な情報を取得し相手に会う会話を選択したり、直前の会話と関連のある内容をこれまでの会話から組み立て出力することができます。

またFirstContactは、言葉のゆらぎに強みをもった「IBM社のWatsonAPI」を採用しています。言葉のゆらぎとは、一つの意味を成す言葉が複数存在(例:お金=費用・コスト・料金・マネー・金額など)することを指し、表記ゆれと言われることもあります。

会話APIのイメージ

多くの人が利用するチャットボットであれば、言葉のゆらぎは比較的起こりやすいです。しかし「IBM社のWatsonAPI」 を採用したFirstContactであれば、類似した表現の言葉でも意味を理解し適した回答を行うことができます。これにより、幅広いユーザー対応を実現できます。

FirstContactのサービス資料を請求する

5. AIと有人対応の切り替えが簡単!

FirstContactは、有人対応無人対応、両方に特化したチャットボットです。

AI対応と有人対応はボタン一つで切り替えることが可能で、かつ、個別にAI対応、有人対応の設定も変えられるようになっているので、簡単操作でご利用いただけます。

切り替えも簡単

FirstContactのサービス資料を請求する

チャットボットサービスなら、FirstContactにおまかせ!

FirstContactを提供する弊社株式会社バイタリフィは、Web制作やアプリ開発、システム開発を行う開発会社です。開発会社だからこそできる、拡張性のあるカスタマイズ開発に強みをもっています。また、分析画面も常設しており手軽にチャットボットの状態を確認できるようになっています。シンプルな作りなので、チャットボットをはじめて触る方からも「触りやすい」と好評を得ています。

「CVR改善に効果的なチャットボットはないかな」「CVR向上させる機能を備えたチャットボットを探している」など、チャットボットを通じたCVR向上を検討中の方ぜひお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです!

お問い合わせはこちらから

PS:そもそもチャットボットって何?と疑問に感じる方は「【重要】最低限覚えておきたいチャットボットとは?~チャットボットの最新事例紹介やAIとの違いも~」をご一読ください。チャットボットの基礎的な知識を網羅的に学べる記事となっています。