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「チャットボット広告とは一体何?」
2017年にFacebookが「メッセンジャー広告」を打ち出して以降、さまざまなプラットフォームがチャットボット広告に対応し始めました。大きなインパクトを打ち出せるうえ、従来広告よりコストが抑えられる傾向もあります。
本記事では、そんなチャットボット広告をピックアップ。詳しく解説していきます。
「チャットボットの導入を検討しているけど、実際に触ってみてから考えたい…」というあなたへ
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チャットボット広告(チャット型広告、会話広告、会話型広告)とはどんなサービスか
チャットボット広告とは、チャット形式の広告のことです。人ではなくロボット(チャットボット)が応対する場合を言います。
チャットボット広告はどのように表示されるか
チャットボット広告の表示例
見た目は普通バナー広告で、クリックするとチャットが立ち上がる形式のものが多いです。会話の進め方は、「選択肢タイプ」「自由入力タイプ」「複合タイプ」と複数種類から選ぶことができます。
選択肢タイプ
複数のボタンからクリックして会話をすすめます。ユーザーが気軽に試すことができます。
自由入力
タイプテキストを打ち込んで会話をすすめます。リッチな会話体験を提供できます。
複合タイプ選択肢
タイプと自由入力タイプのいいとこ取りです。
AIを活用し、人と会話しているような体験
チャットボット広告の会話内容(シナリオ)は、配信者が自由に設計できます。そして、キーワードやAI(言語理解AI)を活用し人と会話しているような体験を提供することが可能です。
制作にあたっては広告代理店などに制作やアドバイスを依頼することが多いですが、チャットボット広告のノウハウを持つ企業はまだ少ない状況のため注意が必要。
以下は実践的な会話内容の一例です。(実際の導入例とは内容を変えてあります)
例1:不動産(賃貸)の物件紹介をするチャットボット広告
例:物件紹介の会話設計
事前に取得した「居住地域」「年齢」の情報に加えて「どんな部屋に住みたいか」の情報を聞き出し、おすすめ物件のページへ遷移させています。その場では興味を引く物件がなかった場合も、後日そのユーザーに沿った新着物件を届けることができます。
例2:人気のタレントが最新映画の紹介をするチャットボット広告
例:映画PRの会話設計
人気のタレントに擬人化したチャットボットとの会話を楽しんでもらい、出演する映画のPRを行うという流れ。YoutubeやTiktokなど10~20代に人気の媒体で広告を配信すればより効果が期待できそうです。
どちらのチャットボット広告も作りとしては非常にシンプル。アイディアさえあれば、短期間で制作し運用を始めることが可能です。
チャットボット広告のメリット
次に、従来広告(主にLP型広告)と比較しての5つのメリットをみていきましょう。
- LPを作らなくてもいい
- インタラクティブな広告体験
- SNSの機能を活用した追客
- モバイルユーザーに強い
- ユーザーの情報を引き出し、蓄積する
1つ1つ解説していきます。
LP(ランディングページ)を作らなくてもいい
チャットボット広告のメリット1つめは、LPを作らなくてもいいことです。
広告専用のランディングページが必要ありません。チャットがLPの代わりを果たすとも言えます。そのため制作費用の大幅な削減が期待できます
インタラクティブな広告体験
チャットボット広告のメリット2つめは、インタラクティブな広告体験ができることです。
広告中にゲームなどを仕込み、ユーザーがなんらかの操作を行える「インタラクティブ広告」が一般的になっています。チャットボット広告もインタラクティブ広告の1つといえます。ユーザーにアクションをとってもらうことで印象づけることができます。カギとなるのはユーザーに楽しんでもらえる会話を設計することです。
SNSの機能を活用した追客(リターゲティング)
チャットボット広告のメリット3つめは、SNSの機能を活用した追客ができることです。
商品購入に至らなかったユーザーにも、後日クーポンやイベント情報などの配信などを行うことができます。プッシュ通知として届くため、見てもらえる可能性は高くなります。
モバイルユーザーに強い
チャットボット広告のメリット4つめは、モバイルユーザーに強いことです。
チャットはモバイルユーザーに身近な存在。スマホでは一度に見られる情報が限られているため、情報を絞って提供できるチャットは有利です。
ユーザーの情報を引き出し、蓄積する
チャットボット広告のメリット5つめは、ユーザーの情報を引き出し蓄積できることです。
前提としてチャットボット広告の利用場面は、主にインフィード広告やバナー広告になります。リスティング広告と異なりユーザーのニーズがはっきりしていないという難点がありますが、会話型であれば会話を通じてニーズ引き出すことが可能です。
さらに、会話を通じて得たマーケティング情報は蓄積して自社だけで利用できます。各広告プラットフォームがターゲティングしたユーザーをさらに独自にタグ付けでき、精度の高いユーザーデータを入手できます。DMP(データ管理プラットフォーム)との連携も有効です。
続いて、それぞれのプラットフォームで具体的にどのように広告が配信されるのかを比較していきます。
Facebook広告(メッセンジャー広告)
Facebook広告では、「メッセージの送信」をアクションに指定することでチャットボット広告が利用できます。配信先に主にFacebookのフィード内ですが、Instagramが選択できるのも嬉しいですね。
Facebook広告でのユーザーの流れ
メッセンジャー広告の利用方法
Facebookページを持っていれば、特別な手続きは必要ありません。しかし、配信時には支払い方法の登録(クレジットカードでOK)と、チャットボットとの連携が必要になります。
メッセンジャー広告の配信方法は次の通りです。
- Facebook広告マネージャにアクセス
- マーケティングの目的に「メッセージ」に指定する
- メッセージの送信手段には「Messenger誘導広告」を指定する
- ターゲット、予算などを指定して作成
メッセンジャー広告の料金
メッセンジャー広告の価格は通常のFacebook広告と同様です。
最低出稿額がなく、100円からの低額から始めることができるので、気軽に試すことができます。
どんな企業が導入しているか
広告を低額で始められること、メッセンジャー広告であればWebサイトがなくてもビジネスを運用できることから、現状は個人や中小企業の成功事例が多くなっています。
特に次のような用途で活用されているようです。
- 人材採用(Facebook求人機能との連携)
- サロンなどの空き確認・予約
- オーダーメイド商品の販売(決算機能の活用)
Messengerとチャットボットの連携方法には複数ありますが、一例としてこちらを参考ににしてください。
Watsonチャットボットの作成方法
こちらから公式の導入事例を確認できます。
メッセンジャー導入事例
LINE広告
LINEでチャットボット広告を利用するには、「LINE Ads Platform」を利用しましょう。実際のユーザーの流れは以下のようになります。
LINEのタイムラインを配信先とした場合のユーザーの流れ
LINE Ads Platformの利用方法
LINE Ads Platformのアカウント登録は現状オープンではないため、LINEに問い合わせるか、チャットボット広告の配信に強い代理店に仲介してもらうと良いでしょう。注意点として、広告のガイドラインが厳しく、入稿から審査が通るまで2週間程度みた方がよいとのことです。
チャットボット広告を利用するには、広告メニューから「CPS(Cost Per Friends)」を選択してください。
LINE BOTは無料?
LINEアカウントとチャットボットを連携させることのできるLINE BOT(LINE Messaging API)は、個人のLINEアカウントがあれば無料で利用できます(制限あり)。技術者の方はこちらから始めてみるのがいいかもしれません。
✔ LINE BOTの作り方はこちら
どんな企業が導入しているか
以前は大手が中心だったLINE Ads Platformですが、最低出稿価格が撤廃されたことで中小企業でも手軽に導入できるようになりました。
LINEの利用層は非常に幅広く、特にTwitterなど他のツールを利用していない30代・40代女性へのリーチに有効と考えられています。
CPS(Cost Per Friends)とは・・・「友だち追加」を課金単位とした広告メニューのこと。広告に自動的に「友だち追加」ボタンが表示され、ボタンを押すと会話が始まる仕組み。ノンインセンティブであることから、LINEスタンプを活用したキャンペーンよりも質の高い友だちが獲得できると考えられます。
Twitter広告
Twitterでは、チャットボット広告ではありませんが、「カンバセーションカード(会話型カード)」という面白い広告フォーマットを利用できるので紹介します。
Twitterのカンバセーションカード(会話型カード)
上記のようにボタンを複数設置でき、ユーザーが選んで押すことでハッシュタグを含んだツイートをすることができます。
アカウントにオートリプライを設定しておけば、ユーザーと自動で会話(のようなもの)ができるという仕組みになります。最近ではサッカーの本田選手を起用したペプシのキャンペーンが話題になりました。
Instagram広告
Instagram広告では、ストーリー広告や一般的な投稿画面にでてくる広告などが利用できます。以下のような手順で簡単に作成できます!
Instagram広告の利用方法
広告の利用方法は以下の通りです。
- Facebook広告と共通の広告マネージャから企業用のInstagramアカウントまたはFacebookページを作成
- 目的・ターゲット層・予算・掲載期間等を設定し、連動させるInstagramアカウントまたはFacebookアカウントを紐づける。
- プレビューを確認しながら、広告自体を作成して完成。
Instagram広告の料金
- 動画広告
- 画像広告
- カルーセル広告
- キャンバス広告
- ストーリー広告
の5つの種類が主に挙げられます。
100円程度から作成できますし、課金方法もCPM(インプレッション数に応じて料金が発生する方法)、CPC(広告がクリックされるたびに料金が発生する方法)等さまざまです。
どんな企業が導入しているか
写真共有アプリであることゆえ、ビジュアルを重視している業界のほうがマッチする傾向があります。以下のような業種でInstagram広告が多く出されています。
- ファッション
- 飲食
- 自動車
ファッションブランドの中には、数百万人のフォロワーを抱えてWeb接客を行っているファッションブランドも存在しています。
カンバセーションカードの利用方法・・・デフォルトでは選択できないため、Twitterビジネス(@TwitterBizJP)への問い合わせが必要です。
オートリプライとは・・・特定のハッシュタグに反応して自動でツイートを行う機能。Twitterの標準機能にはないため、Twitter APIを利用します。Twitter APIは2018年から有料化、2019年から無料プランも審査が必要になっていますので注意。
ディスプレイ広告(チャットバナー広告)
ブログやWebサイトに表示されるディスプレイ広告(バナー広告)も、チャットボット広告にすることができます。チャットの起動方法にも複数あり、「バナー上で直接チャットが可能なもの」「バナーをクリックするとチャットのモーダルが開くもの」「別ページで専用ページが開くもの」があります。
チャットバナー広告を入稿できるサービスはまだ多くはないようです。配信先は大手アドセンスやアフィリエイトASPのほか、チャットバナー広告専用の広告サービスがあります。
CVR向上・改善におすすめのAIチャットボット!
では最後にはじめてチャットボットを触る方にもおすすめのAIチャットボットを紹介させていただきます。近年話題のChatGPTとの連携プランも完備されているAIチャットボットです。ぜひチェックしてみてください。
名称 | FirstContact |
運営会社 | Web制作やアプリ開発事業を行う 株式会社バイタリフィ |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 有人対応プラン:2,980円 AI自動応答プラン:15,000円~ |
特徴 | 操作しやすい管理画面。LINEやFacebook、Chatworkなど、様々な外部ツールとの連携可。AIチャットボットサービスの中でも低コストで導入しやすい。機械学習の代行やレクチャー、外部システムとの連携開発もオプションで対応可。 |
おすすめポイント
FirstContactのおすすめポイントをご紹介させていただきます。
1. AIチャットボットなのに導入しやすい価格帯
市場に出回るAIチャットボットの費用が初期費用、月額費用共に高値がついている中、弊社提供中のAIチャットボット「FirstContact」は初期費用0円、月額1.5万円からご利用いただくことが可能です。AIチャットボットを使ってみたいけど、費用面が懸念で…という方にもご安心してご利用いただけます。
2. 手厚いサポート体制のご提供
FirstContactは、低コストで導入できるだけでなくサポート体制も充実しています。導入後に結果が出せるよう、専属チームを設置。課題解決への最適な提案を行わせていただきます。
3. 難易度の高いシナリオ構築を簡単に行える充実の機能
FirstContactは、はじめての導入時に高いハードルを感じがちなシナリオ作成もExcelで行うことが可能です。使い馴染みのあるExcelを利用することで、シナリオ入力が簡単に行えたり、シナリオの一連の流れが分かりやすく可視化されたりするので、はじめての方でもご安心してご利用いただけます(Excelは用途にあわせて複数のテンプレートもご用意しております)。
また、専門のエンジニアがご要望のヒアリングからご提案・構築まで全ての作業を代行するフルオーダーメイド構築も承っております。これまで培ってきた様々な事例をもとに最適なシナリオ構築を行わせていただきます。
4. フリーワードへの高い対応力!
FirstContactはAI搭載型チャットボットのため、LINE単体の応答と比較しフリーワードへの対応力が高くなります。そのため、会話の中から重要な情報を取得し相手に会う会話を選択したり、直前の会話と関連のある内容をこれまでの会話から組み立て出力することができます。
またFirstContactは、言葉のゆらぎに強みをもった「IBM社のWatsonAPI」を採用しています。言葉のゆらぎとは、一つの意味を成す言葉が複数存在(例:お金=費用・コスト・料金・マネー・金額など)することを指し、表記ゆれと言われることもあります。
多くの人が利用するチャットボットであれば、言葉のゆらぎは比較的起こりやすいです。しかし「IBM社のWatsonAPI」 を採用したFirstContactであれば、類似した表現の言葉でも意味を理解し適した回答を行うことができます。これにより、幅広いユーザー対応を実現できます。
5. AIと有人対応の切り替えが簡単!
FirstContactは、有人対応無人対応、両方に特化したチャットボットです。
AI対応と有人対応はボタン一つで切り替えることが可能で、かつ、個別にAI対応、有人対応の設定も変えられるようになっているので、簡単操作でご利用いただけます。
チャットボットサービスなら、FirstContactにおまかせ!
FirstContactを提供する弊社株式会社バイタリフィは、Web制作やアプリ開発、システム開発を行う開発会社です。開発会社だからこそできる、拡張性のあるカスタマイズ開発に強みをもっています。また、分析画面も常設しており手軽にチャットボットの状態を確認できるようになっています。シンプルな作りなので、チャットボットをはじめて触る方からも「触りやすい」と好評を得ています。
「CVR改善に効果的なチャットボットはないかな」「CVR向上させる機能を備えたチャットボットを探している」など、チャットボットを通じたCVR向上を検討中の方ぜひお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです!
PS:そもそもチャットボットって何?と疑問に感じる方は「【重要】最低限覚えておきたいチャットボットとは?~チャットボットの最新事例紹介やAIとの違いも~」をご一読ください。チャットボットの基礎的な知識を網羅的に学べる記事となっています。