【使ってみた】GPT4とは?特徴やできることを解説~GPT3.5との違いも~

イントロダクション

GPT4とは

GPT4とは一体何?
GPT4とChatGPT、GPT3.5、GPT3何が違うの?
GPT4でできることって一体?

近年話題沸騰中のChatGPTとセットで見かける「GPT4」。「GPT4」とは一体なんなのか、どんなことができるのか?疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、GPT4の特徴やできることについて実際の事例に触れながら紹介していきます。GPT4について網羅的に理解できたりGPT3.5との違いについて理解できます。ぜひ最後までご一読ください。

 

ChatGPTとは?

GPT4の話に入る前に世間を賑わすChatGPTについて復習です。

ChatGPTとはOpenAIが開発した人工知能チャットボットです。高度なAI技術によりまるで人間が話しているかのような自然な会話を繰り広げることができます(実際に使ってみると分かりますが、こんなものまで回答してくれるのかと驚くレベルです)。

ChatGPTで出来ることは多岐に渡り、例えば、レシピに関する質問ができる、辞書のように使える、悩み相談にのってくれる、プログラミングができる、ライター業務を行える、小説を執筆できるなど、様々なことを行えます。

そしてChatGPTには無料プランと有料プラン、2つのプランが存在しています。有料プランである「ChatGPT Plus」は月額20ドルで利用可能で無料プランでは使えない「GPT4」を利用することができます。

GPT4とは?

ではGPT4とは何か?触れていきます。

そもそもGPTというのは「Generative Pre-trained Transformer」の略語であり、深層学習を使用して人間のような会話テキストを生成できる言語モデルのことを指します。

そしてGPT4はOpenAI(人工知能の研究・開発を行う非営利団体)が提供するGPTの言語モデルの最新バージョン(※2023/04/12時点)で、これまでのGPT3やGPT3.5よりも新しいバージョンとなっています。

GPT4の料金

(前項でも触れましたが)GPT4を利用するには、ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」を契約する必要があります。有料プランの値段としては月額20ドル、日本円で約2,500円ほどです。

無料プランで利用できるGPT3.5との違いは、アクセスのしやすさや応答時間の短縮、新機能の利用有無があげられます。

GPT4の日本語利用

ChatGPT自体が日本語での利用が可能なため日本語でも問題なく使用することができます

なおChatGPTは世界各国の言語に対応しているため、英語で話しかけたら英語で、フランス語ならフランス語で返答してくれます。

GPT4の特徴

GPT4の代表的な特徴は4つあります。

GPT3.5よりも優れている

GPT4の1つめの特徴は、GPT3.5よりも優れていることです。GPT3.5でも十分優秀と言われている中、GPT4はGPT3.5を超える能力を有しています

例えば、OpenAIが掲載している成果内では、米国の司法試験の模擬試験でGPT4は上位10%、GPT3.5下位10%のスコアを記録。また、ライティングや推論、コーディングにおいても、GPT3.5よりも上回る成果を出しているとされています(参考:https://cdn.openai.com/papers/gpt-4.pdf )。

またGPT4は、カジュアルな会話を行う分にはGPT3.5と大きな違いはみられないものの、質問内容の複雑さが増していくほどGPT3.5との違いが分かりやすくなるとも言われています。分かりやすい例として最後の章にGPT3.5とGPT4の回答事例を載せています。ぜひ参考にしてみてください。

マルチモーダルであること

GPT4の2つめの特徴は、マルチモーダルであることです。

マルチモーダルとは、複数の形式や手段などを表す言葉ですが、GPT4はまさにマルチモーダルな基盤モデルと呼べる存在です。具体的にいうと、GPT4は文章だけでなく写真や画像にも対応しており、写真や画像からテキストを生成することが可能となっています。

例えば、OpenAIのブログで公開された情報によると、ユーザーが送った画像データに関して、GPT4版ChatGPTがテキストで説明している例も紹介されています(なお、これまでのGPT3やGPT3.5はテキストのみを扱うシングルモーダルであるため画像を扱うことはできませんでした)。

長文の会話もやり取りできるように

GPT4の3つめの特徴は、長文の会話もやり取りできることです。

GPT3.5のバージョンでは扱えるテキストの長さは最大4097トークンであった一方、GPT4は3万2768トークン(2万5000語)。GPT3.5に比べて約7.9倍もの差が生まれるようになっています(なおトークンを簡単に言うと、文字と単語の間の単位のようなイメージでトークンが多いほど単語数が増えます)。そのため、GPT4はGPT3.5と比べ長文の会話に対応できるようになっています。

整合性が高まった

GPT4の4つめの特徴は整合性が高まったことです。

GPT3や3.5時点で、ChatGPTが発する内容は嘘を言っていたり誤った回答をしている場合があると言われていました。しかし、GPT4はGPT3やGPT3.5よりも精度が高く、内容の整合性が高まったと言われています。

少し前のデータである

GPT4の5つめの特徴は少し前のデータであることです。

GPT4もGPT3.5も2021年9月までのデータであるため、最新情報や最新技術についての情報提供は行えないと言われています。例えば、2022年以降の総理大臣の名前や事件の詳細など、正しく回答することはできません。

回答してくれる内容に範囲がある点、覚えておくとよいでしょう。

GPT4でできること

「GPT4はどんなことができるの?」

調べてでてきたものをまとめてみます。

画像関連

  • 棒グラフ上の図とテキスト上の質問からチャートの推論を行える
  • 画像のおかしな箇所を読みとりテキスト化できる
  • おもしろい画像を理解したうえでなぜおもしろいのか?テキスト化できる
  • 論文が書かれた画像をOCRにより読み取り要約することができる

参考:https://openai.com/research/gpt-4

その他

  • マインドマップを作成できる
  • Twitter運用のコツを教えてくれる
  • エクセルと連携できる など…

※今後も面白い使い方を見つけたら随時追加していく予定です

【使ってみた】GPT4の事例紹介~こんなことも答えてくれた~

「GPT4について理解するならGPT4を使ってみるのが一番!」

ということで、実際にGPT4を使えるプラン「ChatGPTPlus」を使ってみました。こんな質問にも答えてくれるのか、という参考になれば幸いです。

事例1:アニメについて聞いてみた

日本でも有名なアニメ作品に関して、どこで見ることができるのか?ChatGPTPlusに聞いてみました。

※回答の一部は省略してあります

視聴可能性の高い動画配信サービスを教えてくれました。

なおGPT4は2021年9月までのデータがもととなっているため、シーズン4(2021年12月~3月まで公開されていた )までの内容を答えてくれたと推察できます(2023年現時点での最新版は「完結編」)。

事例2:悩み相談をしてみた

ChatGPTは悩み相談にのってくれる。ということで「友達と喧嘩した」場合を想定し、ChatGPTPlusに悩み相談をしてみました。

※回答の一部は省略してあります

的確なアドバイスをしてくれました。

どう考えればいいのか?といった思考法も紹介してくれているので、具体性があり分かりやすいアドバイスであるといえます。

事例3:恵比寿駅ランチのおすすめを聞いてみた

本記事を執筆する株式会社バイタリフィの最寄り駅(恵比寿駅)でおすすめのランチを聞いてみました。

※回答の一部は省略してあります

続々と紹介してくれました。

実際に店舗があるのか?調べてみると…

1.中華そば 葛飾八雲改…恵比寿にはありませんでした。
2.丸の内すず喜…恵比寿にはありませんでした。
3.ガストロパブ エビス…検索にはヒットしませんでした。
4.カレーの大将…恵比寿にはありませんでした。
5.サルサエビス… 恵比寿にはありませんでした 。

残念ながら検索でヒットはしませんでした。質問の問い方に具体性がなかったのが要因と推察することもできますが、おすすめランチは自分で調べたほうが良いかもしれません。

事例4:レシピを聞いてみた

ベトナムのローカルフード「バインミー」のレシピについてChatGPTPlusに聞いてみました。

※回答の一部は省略してあります

材料(見切れていますが、レシピも)を紹介してくれました。必要な材料と任意で用意した方がいい材料が分かるように表示されています。

事例5:歌を歌ってとお願いしてみた

楽しい歌を歌ってほしいというお願いを、ChatGPTPlusにしてみました。

「歌う」こと自体はできませんが、という断りを添えたうえで、楽しい歌の歌詞を教えてくれました(驚くべきことに曲中の合いの手もしっかり入れてくれています)。

▼同様の質問を【無料版】GPT3.5に聞いてみた結果はこちらから▼

結論、GPT4とGPT3.5の違いは?

これまでGPT3.5の違いに触れつつ、GPT4について解説してきました。本章ではあらためて「GPT4とGPT3.5の違い」をまとめていきます。

優秀度合い

GPT4の方が優秀です。

GPTはこれまでGPT1→2→3→3.5→4という流れでバージョンアップしてきました。数字が増えていくにつれ優秀度合いが高まっていきます。

利用するには

GPT4は課金する必要があります。

GPT4は、ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」を利用することで使うことができます。一方、GPT3.5はChatGPTの無料プランに登録すれば使用可能です。

会話の長さ

GPT4の方が長文に対応できます。

GPT3.5は最大トークン数 2,048(5,000文字) である一方、GPT4は最大トークン数が32,768(25,000文字)です。GPT4の方が長文に対応できるようになっています。

マルチモーダル

GPT4は様々な形式に対応しています。

GPT4は、マルチモーダルであり文章の生成だけでなく画像から文章を生成することもできます。一方GPT3.5はシングルモーダルであり文章生成のみ対応可能です。GPT4の方ができる幅が多いと言えます。

データの古さ

GPT4もGPT3.5も同じです。

GPT4もGPT3.5も2021年9月までのデータが扱われています。GPT4の方が優れた機能を有しているものの、データの期間は変わらないこと押さえておきましょう。

以上

GPT4はGPT3.5と比べると高性能であり、精度の高い回答を行ってくれるバージョンです。利用には月額で費用がかかるものの「ChatGPTに課金してもいい!」「GPT4の精度が気になる」という方はぜひ契約してみるとよいでしょう。

ChatGPTの機能を使えるおすすめAIチャットボット!

では最後に、GPT-3.5(ChatGPT機能利用に必須のAPI)と連携できるおすすめのAIチャットボットを紹介します。

課題解決型チャットボット「FirstContact」
名称FirstContact(ファーストコンタクト)
運営会社Web制作やアプリ開発事業を行う株式会社バイタリフィ
初期費用無料
月額費用有人対応プラン:2,980円
AI自動応答プラン:15,000円~
特徴操作しやすい管理画面。LINEやFacebook、Chatworkなど、様々な外部ツールとの連携可。AIチャットボットサービスの中でも低コストで導入しやすい。機械学習の代行やレクチャー、外部システムとの連携開発もオプションで対応可。

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おすすめポイント

FirstContactのおすすめポイントをご紹介させていただきます。

1. AIチャットボットなのに導入しやすい価格帯

市場に出回るAIチャットボットの費用が初期費用、月額費用共に高値がついている中、弊社提供中のAIチャットボット「FirstContact」は初期費用0円、月額1.5万円からご利用いただくことが可能です。AIチャットボットを使ってみたいけど、費用面が懸念で…という方にもご安心してご利用いただけます。

FirstContactの費用・料金・コスト

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2. 手厚いサポート体制のご提供

FirstContactは、低コストで導入できるだけでなくサポート体制も充実しています。導入後に結果が出せるよう、専属チームを設置。課題解決への最適な提案を行わせていただきます。

チャットボットのサポート

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3. 難易度の高いシナリオ構築を簡単に行える充実の機能

FirstContactは、はじめての導入時に高いハードルを感じがちなシナリオ作成もExcelで行うことが可能です。使い馴染みのあるExcelを利用することで、シナリオ入力が簡単に行えたり、シナリオの一連の流れが分かりやすく可視化されたりするので、はじめての方でもご安心してご利用いただけます(Excelは用途にあわせて複数のテンプレートもご用意しております)。

また、専門のエンジニアがご要望のヒアリングからご提案・構築まで全ての作業を代行するフルオーダーメイド構築も承っております。これまで培ってきた様々な事例をもとに最適なシナリオ構築を行わせていただきます。

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4. フリーワードへの高い対応力!

FirstContactはAI搭載型チャットボットのため、単体の応答と比較しフリーワードへの対応力が高くなります。そのため、会話の中から重要な情報を取得し相手に会う会話を選択したり、直前の会話と関連のある内容をこれまでの会話から組み立て出力することができます。

またFirstContactは、言葉のゆらぎに強みをもった「IBM社のWatsonAPI」を採用しています。言葉のゆらぎとは、一つの意味を成す言葉が複数存在(例:お金=費用・コスト・料金・マネー・金額など)することを指し、表記ゆれと言われることもあります。

会話APIのイメージ

多くの人が利用するチャットボットであれば、言葉のゆらぎは比較的起こりやすいです。しかし「IBM社のWatsonAPI」 を採用したFirstContactであれば、類似した表現の言葉でも意味を理解し適した回答を行うことができます。これにより、幅広いユーザー対応を実現できます。

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5. AIと有人対応の切り替えが簡単!

FirstContactは、有人対応無人対応、両方に特化したチャットボットです。

AI対応と有人対応はボタン一つで切り替えることが可能で、かつ、個別にAI対応、有人対応の設定も変えられるようになっているので、簡単操作でご利用いただけます。

FirstContactの特長

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GPT-3.5と連携可能!チャットボットサービスなら、FirstContactにおまかせ!

FirstContactを提供する弊社株式会社バイタリフィは、Web制作やアプリ開発、システム開発を行う開発会社です。開発会社だからこそできる、拡張性のあるカスタマイズ開発に強みをもっています。また、分析画面も常設しており手軽にチャットボットの状態を確認できるようになっています。シンプルな作りなので、チャットボットをはじめて触る方からも「触りやすい」と好評を得ています。

FirstContactバナー

「ChatGPTの機能をチャットボットでも使ってみたい」「GPT3.5とチャットボットを連携させたらどうなる?」など、ChatGPTの機能を使えるチャットボットの導入に興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです!

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PS:そもそもチャットボットって何?と疑問に感じる方は「【重要】最低限覚えておきたいチャットボットとは?~チャットボットの最新事例紹介やAIとの違いも~」をご一読ください。チャットボットの基礎的な知識を網羅的に学べる記事となっています。