Messaging APIとは?~意味やできることを解説!~

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Messaging APIって言葉、よく聞くけどどんな意味?
Messaging APIでできることって一体なに?

LINEチャットボットの導入を検討する際、耳にする機会が多いMessaging API。当たり前のように出てくるこの言葉に難しさを感じる人もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、Messaging APIの基礎を解説。言葉の意味やできること、利用方法など、Messaging APIを理解する上で必要な知識を解説していきます。

LINEチャットボット導入の参考にもなります、ぜひ最後までご一読ください!

 

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Messaging APIとは

Messaging APIとはLINE公式アカウントで提供されているオプション機能です。LINEのアカウントを通しユーザーと双方向のコミュニケーションを実現することができます。

Messaging APIとは

利用場所としては、ビジネスでよく活用されている「LINE公式アカウント」で使われることが多いです。

LINE公式アカウントの基本機能で使えない機能もMessaging APIの利用で追加できるようになります

Messaging APIでできること

次にMessaging APIでできることを確認していきます。

Messaging APIでできること

Messaging APIでできることは、大きく以下5つがあげられます。

  1. ブロック可否の確認
  2. 1対1のトーク
  3. ステップLINE配信
  4. プロフィール欄の詳細確認
  5. 豊富なメッセージ形式

1つ1つ解説していきます。

ブロック可否の確認

これは、LINE公式アカウントがブロックされたことやブロックしたユーザーのプロフィール情報の把握を行える機能です。 「どんな人がブロックしたか?」知る術を得られます。

予めプロフィール情報の取得を行っておく必要はあるものの、LINE運用において有益な情報になり得るでしょう。

なおブロック可否の確認機能は、Messaging APIのフォロー解除イベントの活用で使えます。

1対1のトーク

これは、まだ一度もメッセージを受け取ったことがない相手に対してもチャット内でメッセージを送れるようになる機能です。

ユーザーごとに個別に送れたり運用者側からトークを始めたりできるので、ユーザーの興味を引くことや以降のやり取り作りに繋げられます。

なお1対1のトークは、Messaging APIのプッシュメッセージを送る機能の活用で使えます。

ステップLINE配信

これは、段階的にLINEが送れるようになる機能でLINE版のステップメールのように使えます。

ユーザーに対し定期的に自動で情報を発信できることから、運用者側の手間削減も期待できます。また集客に活用できるだけでなく効果にも期待を持てるので、Messaging APIの中でも注目されている機能です。

なおステップLINEは、Messaging APIのWebhookイベントオブジェクト機能の活用で使えます。

プロフィール欄の詳細確認

これは、LINE公式アカウントを登録してくれたユーザーのプロフィール情報を確認できる機能です。

確認できる情報は、ユーザー名とプロフィール画像、ステータスメッセージです。「どんな人が自社のアカウントを登録してくれたのか?」把握できるようになります。

なおプロフィール欄の詳細確認は、Messaging APIのプロフィールを取得する機能の活用で使えます。

豊富なメッセージ形式

これはレイアウトの自由度が高くカスタマイズ性に富んだメッセージを送れる機能です。

例えば、カルーセルメッセージや選択肢ボタン付きのメッセージ、メニュー形式のメッセージ、チケット形式のメッセージなど、バリュエーション豊富なメッセージを使えます。

自由度の高さゆえに、習得に時間が掛かるイメージもありますが、実際にはHTMLのように扱えるので、Webデザインに精通している人には難易度は低いと言えます。

なお豊富なメッセージ形式は、Messaging APIのFlex Message機能の活用で使えます。

Messaging APIで注目すべき機能とは

前述した通りMessaging APIを用いてできることは多岐に渡ります。

Messaging APIで注目すべき機能とは

では、その中でも特に注目すべき機能とは何か?解説していきます。

  1. Flex Message
  2. クイックリプライ
  3. LINE Front-end Framework(LIFF)

1つ1つ解説していきます。

Flex Message

まず注目すべき機能1つめはFlex Messageです。

Flex Messageは要素を組み合わせてレイアウトできる、自由度の高いメッセージ形式の1つです。HTMLのように文字の変更やヘッダーのカスタマイズなどが可能で、シミュレーターを利用すればプレビューを確認しながら視覚的に扱えます。

つまりHTMLやCSSの知識がなくても、手を動かし試行錯誤しながらメッセージを作成できるわけです。

実運用の前に自分に向けてテスト送信することも可能ですから、本番の直前までシミュレーションして運用が始められます

クイックリプライ

注目すべき機能2つめはクイックリプライです。

クイックリプライ機能は、特定のメッセージに13個までのボタン表示を可能とするものです。この機能が設定されているメッセージを受け取ったユーザーは、表示されたボタンをタップするだけで返信することができます。

つまりメッセージのやり取りが不要になるので、ユーザーは手間なく気軽に返信できますし、配信する側にとっては返信が受け取りやすくなります。

クイックリプライ機能は現在のところAndroid版とiOS版のLINEアプリにのみ対応しています。ボタンに割り当てられるアクションには、カメラやカメラロールに位置情報などがあります。つまりこれらのアクションが割り当てられている場合は、メッセージの返信ではなくカメラの起動、カメラロール画面の表示、位置情報画面の表示が行われます。

LINE Front-end Framework(LIFF)

注目すべき機能3つめはLINE Front-end Framework(LIFF)です。

LINE Front-end Framework(LIFF)は、LINEアプリのトークルーム内にウェブアプリ実装を実現する機能です。

フレームワークという名前ですが、一種のプラットフォームのようなイメージで、ユーザーアカウント情報を取得して活用できるウェブアプリが実現可能となります。

ユーザーがLINEから離れることなく、LINEアプリ内で完結するコンテンツの提供が実現しますから、ユーザーに利便性を与えて離脱を防ぐことができます。

この機能で作られたアプリをLIFFアプリと呼ぶので、開発には相応の知識が求められますが、高度なアプリをトークルーム内に実装できるのは確かです。

UI的にはLINEに共通するものですし、UXの改善を図ることができるので、ユーザー満足度の向上に繋がる機能とも言えます。

Messaging APIを利用する方法

「実際、Messaging APIを利用するにはどうしたらいい?」

Messaging APIの活用を検討している方向けにMessaging APIを利用する方法を紹介します。

Messaging APIを利用する方法

LINE Messaging APIの利用には大きく以下3つの方法があります(※プログラミングの知識が必要なので、知識に不安がある方は3つめの方法がおすすめです)。

  1. Python×Heroku
  2. Google Apps ScriptのGAS
  3. 外部チャットボットベンダーへ相談する

Python×Heroku

まず1つめの方法は、Python×Herokuを活用する方法です。

この方法はプログラミング言語のPythonとアプリ開発プラットフォームのHerokuを利用します。

ボットを開発する前にはまず、ボット用のチャネル作成と無料のHerokuアカウントの作成が必要です(GitHubにLINE公式のMessaging API SDKがあるので便利に活用できます)。開発には、テキストメッセージを受信して受け取った内容に合わせて応答する、エコー機能を持つボットの作成が基本となります。

手順としてはまずはLINE Developersコンソールにアクセス、次にMessaging APIチャネルのチャネルシークレットとアクセストークの確認をします。GitHubにあるREADMEからDeployボタンを押せば、アプリ作成ページが反映されるため、アプリ名やトークンなどの入力、デプロイを行い反映されるのを待ちます。

次にLINE Developersコンソール側からAPI設定を開き、指定のURL形式に従ってWebhook URLの入力を行います。ボットが関連づけられているLINE公式アカウントを友だち登録、LINEでテキストメッセージを送り送信内容と同じメッセージが返ってくれば成功です。

GAS

2つめの方法はGASを利用する方法です。

基本的にはGASを使う方法もPython×Herokuを利用する方法と類似しています。

アクセストークンとなるAPIキーの取得に始まり、サンプルコードを使ってデプロイをする流れです。違いはコードにトークンを変数に持たせ、HTTPのアクセスパラメータに指定することです。

Webhookを実行すると応答用のトークンや投稿の種類、投稿メッセージを取得することができます。これらはLINEトークにおいてユーザー投稿を受け取ったり、返信を行うのに必要不可欠なものです。もしGASから機能を利用したい場合はスクリプトを作成するだけでは使えないため、Webアプリのデプロイが求められます。

手順としては、GASスクリプトエディタを開いたらデプロイの項目を選び、新しいデプロイでウェブアプリを選択してデプロイボタンを押します。正しいユーザー設定をしないとWebhookエラーが表示されるので、ユーザーの設定に間違いがないか?デプロイのアクセス承認を忘れていないか?注意する必要があります。特にエラーが出なかったらウェブアプリの設定、ボットの稼働で動作テストが始められるようになるでしょう。

※なお稼働までは初歩の初歩で開発はこれからなので、サンプルに手を加えつつ使い方を覚え本格的なアプリ開発に取り組む必要があります。

外部チャットボットベンダーへ相談する

3つめの方法は外部チャットボットベンダーへ相談する方法です。

前述した通りMessaging APIを利用する際には少なからずプログラミングの知識が必要になってきますが、チャットボットベンダーに依頼すれば対応を依頼できたり導入をサポートしてくれたりするでしょう。

Messaging APIの利用やMessaging APIを活用した様々な機能の利用には、ある程度の知見を必要とします。「自身の力で利用するのは難しい…」と感じる方はぜひお気軽にご相談ください。

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Messaging APIの利用料金とは

「Messaging APIを利用するにはどのくらいの費用がかかる?」

Messaging APIの利用料金とは

Messaging APIの利用は、毎月一定のメッセージまでは無料で送信可能となっています。送信数の上限については、プランによって送ることができる数が異なります。

フリープラン

フリープランは月額固定費が0円で、無料で送れるメッセージ通数は1,000通までです。追加のメッセージ送信は不可ですから、追加料金が発生することはないです。

ライトプラン

ライトプランは月額固定費が5,000円で、無料メッセージ通数は15,000通と大幅に増加します。追加メッセージは1通あたり5円で送ることが可能となっています。

スタンダードプラン

スタンダードプランは月額固定費が15,000円で、無料メッセージは45,000通に増えます。

また追加メッセージは~3円までと低料金ですが、これはメッセージの配信数によって単価が変わります。例えば~50,000通までなら単価は3円ですが、400,001~500,000通だと2.0円にまで下がります(最も単価が下がるのは7,000,001~10,000,000通で、1通あたり1.1円となります)。

Messaging APIの利用料金のイメージ

前述した通りMessaging APIは、3つの料金プランと、それぞれの月額固定費、追加メッセージの料金で料金体系が構成されていることが分かります。

Messaging APIの利用料金のイメージ

しかし利用においては仕組み上サーバーが必要で、そのサーバー料金も発生することになります。サーバー上で動作するボットと、LINEプラットフォームの間でメッセージなどのデータをやり取りする仕組みなので、このボットの運用にコストが掛かることは押さえておくとよいでしょう。

Messaging API利用時の注意点

「Messaging APIを利用する際、何に気を付けたらいい?」

ここからは実際にMessaging APIを利用する段階において何に気を付けたらいいのか?注意点を解説していきます。

Messaging API利用時の注意点

月額固定費や追加メッセージは税別

まず1つめの注意点は、月額固定費や追加メッセージは税別表記である点です。

2023年の6月に料金プランの改定が予定されていることも、念頭に置いておきたい注意点の1つといえます。また、日割り料金は2023年の1月末に廃止予定なので、こちらも合わせて注意することをおすすめします。

ガイドラインの参照と確認が必要不可欠

2つめの注意点は、ガイドラインの参照と確認が必要不可欠という点です。特に禁止事項に関しては真っ先に目を通して把握することが重要です。

例えば、大量リクエストの禁止や負荷テストの禁止同一ユーザーによる大量送信の禁止など、知っておく必要のある注意事項は複数あります。

他にも、存在しないユーザーIDへのリクエスト、ユーザーIDの属性を特定しようとするリクエスト、IPアドレスの制限といった制限事項が設けられています。

規約とポリシーによって定められている内容に基づき設定されているガイドラインなので、誤った使い方をすると利用停止措置がとられる可能性もあります。

まとめ

Messaging APIは、LINE公式アカウントで提供されているオプション機能の一つであり、LINE公式アカウントに様々な機能を追加させられるものです。

追加できる機能には「豊富なメッセージ機能」「分析機能」など、LINE公式アカウント運用をグロースさせる機能が豊富にあります。導入にはプログラミングの知識が必要になる為、知見をお持ちでない方は外部ベンダーの活用も検討してみるとよいでしょう。

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2. 手厚いサポート体制のご提供

FirstContactは、低コストで導入できるだけでなくサポート体制も充実しています。導入後に結果が出せるよう、専属チームを設置。課題解決への最適な提案を行わせていただきます。

チャットボットのサポート

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FirstContactは、はじめての導入時に高いハードルを感じがちなシナリオ作成もExcelで行うことが可能です。使い馴染みのあるExcelを利用することで、シナリオ入力が簡単に行えたり、シナリオの一連の流れが分かりやすく可視化されたりするので、はじめての方でもご安心してご利用いただけます(Excelは用途にあわせて複数のテンプレートもご用意しております)。

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4. フリーワードへの高い対応力!

FirstContactはAI搭載型チャットボットのため、LINE単体の応答と比較しフリーワードへの対応力が高くなります。そのため、会話の中から重要な情報を取得し相手に会う会話を選択したり、直前の会話と関連のある内容をこれまでの会話から組み立て出力することができます。

またFirstContactは、言葉のゆらぎに強みをもった「IBM社のWatsonAPI」を採用しています。言葉のゆらぎとは、一つの意味を成す言葉が複数存在(例:お金=費用・コスト・料金・マネー・金額など)することを指し、表記ゆれと言われることもあります。

会話APIのイメージ

多くの人が利用するチャットボットであれば、言葉のゆらぎは比較的起こりやすいです。しかし「IBM社のWatsonAPI」 を採用したFirstContactであれば、類似した表現の言葉でも意味を理解し適した回答を行うことができます。これにより、幅広いユーザー対応を実現できます。

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5. AIと有人対応の切り替えが簡単!

FirstContactは、有人対応無人対応、両方に特化したチャットボットです。

AI対応と有人対応はボタン一つで切り替えることが可能で、かつ、個別にAI対応、有人対応の設定も変えられるようになっているので、簡単操作でご利用いただけます。

切り替えも簡単

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FirstContactを提供する弊社株式会社バイタリフィは、Web制作やアプリ開発、システム開発を行う開発会社です。開発会社だからこそできる、拡張性のあるカスタマイズ開発に強みをもっています。また、分析画面も常設しており手軽にチャットボットの状態を確認できるようになっています。シンプルな作りなので、チャットボットをはじめて触る方からも「触りやすい」と好評を得ています。

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PS:そもそもチャットボットって何?と疑問に感じる方は「【重要】最低限覚えておきたいチャットボットとは?~チャットボットの最新事例紹介やAIとの違いも~」をご一読ください。チャットボットの基礎的な知識を網羅的に学べる記事となっています。