AIチャットボットをLINEで使ってみた(製品:FirstContact)

LINEボット

LINEでAIチャットボットを利用したい!

チャットボットというと企業のWebサイトなどに訪れると右下付近に表示されるイメージの方も多いのではないでしょうか?

(画像は当社HPに設置されたAIチャットボット)

Webサイトにチャットボットを設置する方法も主流ですが、例えば当社のAIチャットボットであるFirstContactは、Webサイト以外にもLINE・Facebook・Teamsなどに設置する事が可能です。

そのような製品を手がける当社に寄せられる相談内容(顧客ニーズ)を整理すると、特に以下のような理由で、LINEでチャットボットを利用したいという声を頂戴します。

  1. カスタマーサポートの自動化

    <迅速な対応をしたい>
    ユーザーからの問い合わせに即時対応できるため、顧客満足度の向上が期待できる。

    < 24H対応をしたい>
    営業時間外でも対応可能で、ユーザーをいつでもサポートできる。

    < コスト削減 >
    オペレーターの負担を減らし、運営コストを削減したい。

  2. マーケティングとプロモーション

    <キャンペーンの実施>
    クーポンや特典情報を自動配信し、ユーザーのエンゲージメントを高めたい。

    <フィードバック収集>
    アンケートや調査を自動で実施し、マーケティングデータを収集したい。

  3. 商品やサービスの案内

    <商品検索と推薦(入会登録など)>
    ユーザーのニーズに合わせた商品を推薦し、購入を促進したい。自社サービスなどに対する入会登録なども含まれます。

    <在庫確認と注文>
    在庫情報の確認や注文の処理を自動化したい。

  4. 予約システム

    <予約受付と確認>
    レストランや病院、美容院などの予約を自動で受け付けたい。

    <リマインダー通知>
    予約日が近づいた際にリマインダーを送信し、キャンセル防止やリマインドを行いたい。

  5. 情報提供とFAQ

    <よくある質問への対応>
    FAQを基に自動応答し、ユーザーサポートを行いたい。

    <最新情報の提供>
    ニュースや更新情報を配信したい。

実際にLINEでチャットボットを動かしてみよう

それでは実際にどの程度、このような要望を満たせるのか、試してみます。

尚、当方は普段はバックオフィスで事務を担当しているためITリテラシーは高くありません。そのような私がどの程度できるのかも参考にして頂ければと思います。

導入の手順

(1)LINE公式アカウントの作成
(2)チャットボットの設定(API設定など)
(3)動きの確認
※紹介画像は2024年5月時点のものです

(1)LINE公式アカウントの作成

まずはLINE公式アカウント(法人名義のLINE)を作成していきます。

https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/

・右上の「アカウント開設」

・「アカウントを作成」

・「LINEアカウントで登録」

・メールアドレスを指定し、「登録用リンクを送信」

・「登録画面に進む」

・「登録」

・「サービスに移動」

・「LINE公式アカウントを作成」

・「ログイン」

・必要な情報を入力する

入力項目は多くないのですぐに作成ができます。

・作成完了

・認証が表示されるが、ここでは「あとで認証を行う」で問題ない

(2)チャットボットの設定(API設定など)

作成したLINEでチャットボットを動作させるための設定を行う。作成したLINEアカウントにログインする。

・作成したアカウントを選択

・右上にある歯車マーク「設定」

・応答設定タブにある「チャット」と「応答メッセージ」がOFFである事を確認

(ONになっている場合、チャットボットではなくLINE標準機能が優先されチャットボットが回答できなくなります)

・Messaging APIタブで「Messaging APIを利用する」

・任意の名前でプロバイダーを作成

・作成後に表示される画面にある「LINE Developers」を選択

・LINE Developersにあるチャネル設定タブで、作成したLINEアカウントを選択

・チャネル基本設定タブにあるチャネルIDとチャネルシークレットをコピーしてメモしておく

・Messaging APIタブでチャネルアクセストークンを「発行」

・発行されたチャネルアクセストークンをコピーしてメモしておく

・FirstContactの管理画面にログインし、「ダイアログ設定」

・LINEタブにてメモをしたものを該当箇所に入力、「編集を反映」

※LINE連携が無効の場合には有効に

・その上にあるWebhook URLをコピーしてメモしておく

・LINE Developersにて、Messaging APIタブにあるWebhook URLにメモしておいたものを入力、「更新」

・成功が表示されます

・「Webhookの利用」をON

以上でLINEとFirstContactが連携されました!ここまでの作業時間は約45分程です。実際にお客様がご利用する場合には、当社で別途用意しているLINE連携マニュアルもありますので、問題なく設定できそうです。

(3)動きの確認

せっかく作成したので動きを確認してみましょう!FirstContactはシナリオ型チャットボットですのでシナリオを登録する必要がありますが、ここではあえて!まずはシナリオなしで動きを確認する所から試します。

・作成したLINEアカウントのQRコードを読み込み、友達に登録します

・LINEアカウントに設定された初期メッセージが出ています。LINEの標準機能と組み合わせて動く事が確認できます。

(これはFirstContactからのメッセージではありません)

・試しにメッセージを携帯電話から入力してみましたが、当然ながら反応ありません

・FirstContactで用意されている機能であるエクセル簡単インポートでシナリオを機械学習させてみます。動きを分かりやすくするために「シナリオ」と「動作」という二つの単語と、回答として「シナリオは正常に動作しています。」という文章を作成しました。AIによる自然言語処理により、「シナリオは動いていますか?」という質問を理解して、おそらくこの回答ができるはずです。

・管理画面にてシナリオをインポート!作成したエクセルを指定するだけです。

・機械学習後、もう一度、LINEで「シナリオは動いていますか?」と入力すると、、、しっかり自動で回答がありました!

・(ちょっと寄り道)回答が返ってこない!というお問い合わせを頂く事がありますが、その場合にはAI機能がそもそもONになっているか確認してみてください。導入時に有人チャットなどの検証をしている場合などで、AIをOFFにしている事があります。

・シナリオを増やしてみます。選択肢や画像などを機械学習させました。

・すると画像のように動作します。しっかりと自動で受け答えが出来ています。FirstContactの場合、初期費用なしで月額約2万円からこの機能が利用できるので、コストと成果のバランスがとても良いのが特徴です。

・【おまけ】LINEのリッチメニュー機能も併用するとより上手く運用できます。ここでは3つのボタンを作成しています。「チャットボットの最初に戻る」「製品紹介ページ」「問い合わせ」を作成しました。

・携帯電話に表示されるリッチメニューにある「チャットボットの最初に戻る」を押すと、改めて最初からチャットボットとやり取りができるようにしました。

・実際に以下より体験できますので興味のある方はぜひお試しください

お客様体験用 FC Line デモアカウント

チャットボットサービスなら、FirstContactにおまかせ!

FirstContactを提供する弊社株式会社バイタリフィは、Web制作やアプリ開発、システム開発を行う開発会社です。開発会社だからこそできる、拡張性のあるカスタマイズ開発に強みをもっています。また、分析画面も常設しており手軽にチャットボットの状態を確認できるようになっています。シンプルな作りなので、チャットボットをはじめて触る方からも「触りやすい」と好評を得ています。

FirstContact

「CVR改善に効果的なチャットボットはないかな」「CVR向上させる機能を備えたチャットボットを探している」など、チャットボットを通じたCVR向上を検討中の方ぜひお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです!

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